薩摩藩幕末物語

幕末その絢爛たる舞台の陰でひたすらに生きたもう一つの歴史

九州文学賞受賞作家の第三弾 歴史小説五編

薩摩藩潜入
―間宮林蔵異聞― 
薩摩飛脚という言葉がある。薩摩には、入るのも出るのも極めてむずかしい。幕末、間宮林蔵は薩摩藩探索を命ぜられる。はたして林蔵はどうして潜入し、探索し、脱出したのだろうか?

仲祐帰らず
―徳之島聞書―
西郷隆盛を慕い、京都まで行った仲祐だったが、許嫁との約束もむなしく、再び島に帰ることはなかった。

 
亀島川暮色
―訣別指宿田良の浜― 
調所笑左衛門の藩政改革に巻き込まれ、源太郎の父源兵衛は自害する。父の遺骨を取りに江戸へと出むいた源太郎は、調所や父源兵衛の失脚の真相を知る。

伏見巡邏隊
 ―都城一番隊始末― 
伏見治安のために派遣された都城巡邏隊。伏見市中を巡邏中、伏見奉行所に集結した新選組を目撃。一触即発の幕末情勢の中で彼らのとった行動とは?


霧島の山は美しかった
 ―龍馬・お龍の旅日記― 
龍馬とお龍の薩摩の旅は、日本の新婚旅行の先駆けと言われている。幕末のひと時、二人は薩摩でどのような旅をしたのだろうか? 今まで誰も書くことのできなかった二人の旅をここに再現。

青崎 庚次 著 B6判 271頁 1.680円(税込み)