2004年4月刊行決定!

 鹿児島方言大辞典

 古来、鹿児島人に親しまれた鹿児島方言が、消滅の危機に瀕しています。
 そこで消滅する前に残そうと、著者が40年かけて収拾した方言10万語彙を収録した辞書が、

  上巻・下巻二冊で構成されいよいよが遂に刊行されました! 二度と出版できない日本で最大の鹿児島弁辞典を
  セットで是非お求め下さい。下記に見本あり。

    鹿児島方言大辞典.BMP (4326056 バイト)

パンフレットも用意いたしております。
ご入り用の方はお申し付け下さい。

   
    

 著者 橋口 滿(大隅町出身)
 体裁 B5判上製本箱入り上巻・下巻
 頁数 上・下とも1.000頁以上
 定価 セット価格15.000円




申し込みはメールterao@takisyobou.co.jp
もしくは電話 099−260−0554
     FAX 099−260−0420

 現在のゴンザとなって

 かつって、漂流民ゴンザが得がたい近世薩摩方言を多く残してくれたように、今、私が現代のゴンザとなって二十世紀から二十一世紀にまたがる鹿児島方言を辞典にして残そうとしている。今、この仕事を終えておかないと、鹿児島県はもとより、日本の国語学が、深い悔恨を残すことになる。日毎に消滅していく鹿児島方言は、人々の生活様式の変容と共に留め置くことは困難である。消滅の一途を辿る方言は、どんなに手を尽してもそれを再生することは不可能に近い。一語でも多く、記録に留め、後世に伝えたい。今はその思いだけである。
 日本の辞典類は語源を強えて避ける傾向があると日本語語源学の権威、山中襄太氏は曽って言っていた。インドヨーロッパ語群のように、祖語資料の豊かな言語と異なって、その資料に乏しい日本語では仕方がないのかもしれない。だから、語源に触れることは危険であり、多くの専門家の批判の的となるという考えからかもしれない。しかし、こと鹿児島方言については、鹿児島県で生まれ育ったジゴロ(土地っ子)の私が、いちばん、熟知し内省から得る語源説についても妥当性があるという自信を持っている。将来、鹿児島方言が消えていったとき、語源を辿ることがより困難を帰するに違いない。斬界の批判を恐れることなく、強えて愚説を提示しておきたい。確かなところは後世の学にゆだねることとし、今は強えて一資料として残すことにする。
          橋口 滿 まえがきより

             本書の特徴

◎著者の40年にわたる鹿児島方言研究の
 集大成!

収拾した方言十万語彙を、上下巻の約2000ページに収録。まさに日本最大の鹿児島弁辞典です。

◎薩摩、大隅、諸県全市町村の方言を収録。
今後多くの市町村が統合し、新しい市町村に生まれ変わる運命にあります。この辞典は、平成の大合併前後の、明治、大正、昭和、平成の四時代の語り部となるでしょう。また、旧市町村単位の多くの方言のルーツを知るよすがになることでしょう。

◎方言の分布地を明確に表示!

採録した方言は、藩政時代の国名、薩摩、大隅の外に、日向の旧島津領(西諸県郡、北諸県郡。東諸県郡の西部)の方言を加え、島嶼 は獅子島、長島、甑島、種子島、屋久島と御船奉行支配の所謂 いわゆる川辺十島の硫黄島、竹島、黒島、七島(口之島、中之島、臥蛇島、諏訪之瀬島、悪石島、平島、宝島)の方言を入れてあります。
基礎語彙の多くは、鹿児島方言の全域で使われますが、民俗語彙、動植物語彙は、地域が限定されることが多く、本書ではこの点を重視し、克服してきました。さらに、言葉だけでは分かりにくい民具や動植物などは極力挿し絵を付け、理解の一助としました。

◎アクセントや音韻を明示しました。

アクセントは記号で示し、音韻はなるべく、それに近いカタカナで示しました。方言語彙の下に|@の符号が、アクセントをしめしています。

◎配列は利用しやすい五十音順


標準語はカタカナ、地方音はカタカナと符号で、鹿児島方言の特徴である促音、拗音、鼻濁音及び、ジ・ヂ・ズ・ヅの4仮名の区別も分かりやすく表示しました。

◎品詞、使用年齢、特殊語、語源

品詞や幼児語、婦人語、青年語といった使用年齢層による区分及び麓語(士族語)のような特殊語についても略符で示し、語源については、語意の理解の助けとし、後世の学に資するため極力記すこととしました。

本文見本です。

方言見本2.BMP (1526080 バイト)